コインパーキングはお買い物やビジネス、観光やレジャーなど日常生活のさまざまな場面で活用される施設です。
しかし、コインパーキングの料金表示は、一見シンプルに見えますが、細かいルールが多く、はじめて利用するコインパーキングや利用頻度が少ない方にとっては料金表示が分かりづらかったり、利用後に高額請求だと感じてトラブルが発生することもあります。
さて、みなさんは「最大料金」がどのような意味で使われているか、入庫から24時間を超えた場合、料金はどのように変化するのか分かりますか?
本コラムでは、「60分100円」「最大料金入庫より24時間500円」など街中でよく見かける代表的な料金体系の3つのケースを例にご紹介していきます。
基本料金と最大料金
【基本料金】
基本料金は多くのコインパーキングで導入されている料金体系の1つです。設定要件にもとづき駐車料金が時間単位で加算されていきますので「60分〇〇〇円」と記載されていれば「60分」ごとに駐車料金が加算されます。時間単位で加算されていくので駐車時間が長くなるとその分、駐車料金も増えつづけていきます。
【最大料金】
最大料金は1日単位や時間区切りの単位で駐車料金の限度額が設定されている料金のことです。基本料金と同様に限度額に達するまでは時間単位で加算されていきますが、達した後は加算がストップされ、限度額以上の駐車料金にはなりません。限度額が設定されているのであらかじめ長時間駐車することが分かっている場合などには安心して駐車することができるのが特徴です。
しかし、最大料金の設定要件は「0:00~24:00」「入庫24時間」「8:00~20:00」など多岐にわたるので注意が必要になります。
料金体系の見方について
【ケース1】
基本料金 60分100円
最大料金 入庫より24時間400円
この場合は入庫から60分毎に100円ずつ加算され、400円に到達した時点で一度加算はストップします。
この加算がストップする金額を「最大料金」と呼称します。
入庫より24時間最大400円とあるので、駐車から丸1日はどんなに長時間とめても400円で利用することができます。
入庫より24時間を超えた場合は再び60分ごとに100円が加算されますが、再加算分400円に到達するとまた最大料金が適用され、それ以上加算されることはありません。
つまり入庫より48時間であれば800円、72時間であれば1200円で利用することができます。
【ケース2】
基本料金 60分100円
最大料金 0:00~24:00 600円
先ほどと違い、こちらは0:00~24:00 最大600円の料金が設定されています。
この場合入庫から60分ごとに100円が加算されることに変わりはありませんが、駐車時間に関わらずその日の23時59分59秒まで最大料金が適用される設定です。
【ケース3】
基本料金 30分100円
最大料金 8時~20時 700円
20時~8時 300円
こちらは定められた時間帯ごとに最大料金が区切られている料金体系です。
8時~20時の間であれば最大料金700円が、20時~翌朝8時の間であれば最大300円がそれぞれ適用されます。
定められた時間を超えると規定の料金が加算されます。
さいごに
コインパーキングは地域のニーズに合わせて柔軟な料金体系を組むことができますが、言い換えれば多様な料金体系が存在する為慣れないと分かりづらい点もあることは事実です。
セイワパークでは料金が一目でわかるようなデザインを考慮し、常に利用者様にとって安心して使いやすいコインパーキングであることを心がけています。
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