2023.10.16

コラム

駐車場経営

コインパーキングの種類 いまは精算機すらない!日々変化を遂げる駐車場

昨今のコインパーキングには様々な種類の運営形式があることをご存知でしょうか? 時代に応じて進化し続けるコインパーキングについて、本記事で詳しく紹介していきます。


かつてコインパーキングといえば以下の二つが代表的な運営形式でした。

【ロック板式駐車場】

駐車枠にロック板が設置されたものです。駐車を感知するとロック板が上昇し、課金が開始されます。最低1台からでも運営できるため、狭小地でも設置することが可能です。
ただし一つの駐車枠に1台設置する必要があるため、台数によっては初期投資がかさんでしまいます。

 

【ゲート式駐車場】

入出庫口にゲートが設置され、駐車券を取得して入場する形式です。この形式では広大な敷地に設置し、入出庫を一元管理することが可能で、時間貸しのみならず月極や定期利用とも併用できます。
ただし、駐車券などの消耗品コストが継続的にかかる他、雨で濡れたり破損したりした駐車券を精算機に挿入すると故障が発生し、入出庫の障害を引き起こすことがあります。

これらの運営方式には様々なメリット・デメリットが存在しますが、どちらにも言える共通のデメリットとして、駐車場機器が存在することが挙げられます。

駐車場機器は不正駐車を防ぎ、適正な時間貸し駐車場としての運営を可能にしますが、初期投資からランニングコストまで多くの費用がかかり、時として機器の故障に対処する必要があります。

また初期投資が高額であるため、半年程度などの短期運用が難しい側面も存在します。初期投資分を売上金から回収するためには、通常1年から5年の運営が必要です。
こういった多くのデメリットを乗り越えるため、駐車場機器メーカーや駐車場管理会社は新しい運営方法を数多く開発してきました。


以下の通り新しい運営方法を紹介します。

【前払い式駐車場】

チケット発行機で駐車券を購入し、ダッシュボードの上など外部からよく見える場所に駐車券を置く形式のものです。
ロック板の設置や舗装が不要で、初期投資が大幅に削減される利点があります。そのため1ヶ月から半年などの短期運用が可能です。

 

【ナンバー読み取り式駐車場】

入出庫時にカメラが車両のナンバーを読み取ることで、いつどの車が入庫・出庫したかを管理する形式です。
駐車券が不要であるため、商業施設のように一日に非常に多くの利用者が見込まれる施設の駐車場管理に適しています。
小規模駐車場にも対応したナンバー読み取り式の駐車機器もあります。

 

【完全キャッシュレス駐車場】

精算機やロック板を設置せず、料金看板などに貼られたQRコードをスマートフォンで読み取り、バーコード決済やクレジットカード決済を使用して駐車料金を支払う運営形態です。
カメラを用いた車両認識により、不正駐車の管理も同時に行えます。釣銭管理や集金業務が必要ない為、現在、駐車場業界では非常に注目されている運営形態の1つと言えます。

 

こうした新しい運営方法により、コインパーキングは利用者と運営者双方にとって日々利便性の向上を目指しています。今後の変化が期待されます。

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